astah* SysMLからのインポート (astah* System Safety) (astah* SysML)

概要

astah* SysMLのプロジェクトファイル(.asmlファイル)をインポートします。

インポート手順

  1. メインメニューの[ファイル]-[インポート]-[astah* SysML プロジェクト (.asml) ...]の選択、もしくは[ファイル]-[プロジェクトを開く]を選択します。

select_import_menu
  1. ファイル選択ダイアログからインポートする.asmlファイルを選択し、[開く]ボタンを押します。
    Windowsでは、[ファイル]-[プロジェクトを開く]からダイアログを開いた場合[ファイルのタイプ]として[Astah SysML Project Files(.asml)]を選択します。
open_import_file
  1. 選択したファイルがインポートされます。

  • インポート結果に問題等がある場合は、結果が表示されます

  • 結果は複数表示される場合があり、それぞれのステータスには以下のレベルがあります

    • INFO: 問題の兆候や解決のヒントとなる情報で、主にモデル要素の一部の情報が失われたことを示します

    • WARNING: 無視した場合に問題を生じる可能性があり、主にモデル要素自体が失われたことを示します

    • ERROR: インポート処理を完了できない問題が発生したことを示します

注意事項

全般

準拠するSysML仕様の版を更新したこと、仕様への準拠性を向上したこと、対応要素の差異から、インポートされない、もしくは、表現が変化するモデルがあります。

  • このバージョンでは以下の制限があります

  • astah* でサポートされない一部のミニアイコンはインポートされません

  • 以下は仕様への準拠性向上の影響を受けます

  • プリミティブ型はSysMLプロファイルのプリミティブバリュータイプにマッピングされます

  • 同じステレオタイプを同じモデル要素に重複して適用することはできません

  • モデル要素の名前が重複する場合は一意になるように変更されます

  • 仕様への準拠性向上から、ステレオタイプとタグ付き値は以下のように扱われます

  • ステレオタイプは、対応する事前定義ステレオタイプにマッピングを試みられます

  • 事前定義ステレオタイプに対応するものがない場合は、簡易ステレオタイプにマッピングされます

  • タグ付き値は、プロファイル上のステレオタイプにより定義されます

  • タグ付き値は、それぞれのモデル要素の先頭の簡易ステレオタイプに定義されます

  • 簡易ステレオタイプが適用されていないモデル要素の場合は、タグ付き値は無視されます

要求図

  • 以下は仕様への準拠性向上の影響を受けます

  • テストケースはID属性を持てません

ブロック定義図

  • このバージョンでは以下の制限があります

  • 結合された要求・提供インタフェースの場合でも、結合表記としてはインポートされません

  • 以下は仕様への準拠性向上の影響を受けます

  • 実現や使用依存が接続するポートの型が<<Unspecified>>の場合、適当な型が設定されます

  • ユニットおよび量種別には関連を接続できません

  • インターフェースとその他の分類子間は汎化を接続できません

  • インターフェースはアクティブ属性を持てません

  • 汎化は名前属性を持てません

  • 多次元の多重度はサポートされません

内部ブロック図

  • 以下は仕様への準拠性向上の影響を受けます

  • パート、外部パートの型が<<UnknownType>>の場合、適当な型が設定されます

  • アクターを型とするパート、外部パートはインポートされません

  • 実現や使用依存が接続するポートの型が<<Unspecified>>の場合、適当な型が設定されます

  • インターフェースはアクティブ属性を持てません

パラメトリック図

  • 以下は仕様への準拠性向上の影響を受けます

  • 制約ブロック配下のバリュープロパティは制約パラメータとしてインポートされます

  • 同一モデルのバリュープロパティ図要素はひとつだけインポートされます

ユースケース図

  • このバージョンでは以下の制限があります

  • ユースケース記述はインポートされません

  • 以下は仕様への準拠性向上の影響を受けます

  • アクターは属性および操作を所有できません

アクティビティ図

  • このバージョンでは以下の制限があります

  • コネクタの図要素表現は通常のアクションに簡素化されます

  • オブジェクトノード、パラメータノードは状態属性を持てません

  • オブジェクトノードにはステレオタイプを適用できません

  • 以下は仕様への準拠性向上の影響を受けます

  • プロセスの図要素表現は通常のアクションに簡素化されます

  • フロー終了ノードは入力ピン、出力ピンを所有できません

  • シグナル送信アクションは出力ピンを所有できません

  • イベント受信アクション、時間イベント受理アクションは入力ピンを所有できません

  • オブジェクトノードは効果、例外、ストリーム属性を持てません

  • オブジェクトフローはオブジェクトノード、出力ピン、入力ピン、アクティビティパラメーターノード間以外に接続できません

  • パーティションの責任要素としてユニット、量種別を参照できません

ステートマシン図

  • 以下は仕様への準拠性向上の影響を受けます

  • サブマシン状態はスタブ状態を所有できません

  • サブマシンが未設定なサブマシン状態は状態としてインポートされます

シーケンス図

  • 以下は仕様への準拠性向上の影響を受けます

  • 複合フラグメント(assert)は複数のオペランドを所有できません

  • メッセージはガード、返り値変数、返り値属性を持てません

  • ライフラインの型としてユニット、量種別を参照できません