モデル要素の同期

異なるモデル要素間で、名前などの属性を同期させることができます。
同期が構成されたモデル要素間では、あるモデル要素に対する編集を、他のモデル要素にも反映させることができます。

同期が構成されているモデル要素には、構造ツリーで synch_icon アイコンが表示されます。

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同期可能なモデル要素

以下の要素間の同期に対応しています。
属性同士の対応は表の通りです。
  • SysMLモデルの要求と、SCDLモデルの要求

モデル要素

属性

モデル要素

属性

SysML 要求

名前

SCDL 要求

名前

SysML 要求

ID

SCDL 要求

ID

SysML 要求

テキスト

SCDL 要求

定義

  • SysMLモデルのブロックと、SCDLモデルのエレメント
    • インターフェースブロック、制約ブロックもエレメントと同期可能です

モデル要素

属性

モデル要素

属性

SysML ブロック

名前

SCDL エレメント

名前

  • SysMLモデルのブロックと、STAMPモデルのコンポーネント
    • インターフェースブロック、制約ブロックもコンポーネントと同期可能です

モデル要素

属性

モデル要素

属性

SysML ブロック

名前

STAMP コンポーネント

名前

  • SysMLモデルの要求と、GSNモデルのGoal

モデル要素

属性

モデル要素

属性

SysML 要求

名前

GSN Goal

Statement

モデル要素の同期方法

以下の二通りの方法でモデル要素間の同期を構成します。

モデル要素の変換時に同期を構成する方法

モデル変換を行う際に、変換元のモデル要素と変換先のモデル要素の間に同期を構成することができます。

[モデル変換] ダイアログのドロップダウンリストには、表の選択行の全てに適用可能な同期ルールのみが表示されます。

  1. [モデル変換] ダイアログで [モデル同期を構成する] をチェックする

  2. [了解] ボタンをクリックする
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モデル要素の変換については モデル連携機能 - モデル要素の変換 - モデル要素の変換方法 もご覧ください。

プロパティービューから同期を構成する方法

既存のモデル同士の間に同期を設定することができます。 SysMLモデルの ブロック を、STAMPモデルの コンポーネント と同期させる方法を例に説明します。

[同期] ダイアログのドロップダウンリストには、選択したモデル要素との間に構成可能な同期ルールのみが表示されます。

  1. 同期を設定するモデル要素(この例ではブロック)のプロパティービューで [同期] タブを選択する

  2. [追加] ボタンをクリックする

  3. [同期] ダイアログで、同期を設定するコンポーネントをツリーから選択する

  4. [了解] ボタンをクリックする

  5. ツリーで選択したモデルの同期対象属性が、プロパティビューに表示されるモデルの同期対象属性に適用される
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  • この例では、同期構成時にコンポーネントの名前がブロックの名前に適用されます

同期の解除

以下の方法でモデル要素間の同期を解除することができます。
SysMLモデルの ブロック とSTAMPモデルの コンポーネント の間に設定された同期を解除する方法を例に説明します。
  1. 同期を解除するモデル要素(この例ではブロック、またはコンポーネント)のプロパティービューで [同期] タブを選択する

  2. [同期] タブで解除する同期を選択し [削除] ボタンをクリックする

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同期設定の注意事項

  • 必須の属性が未設定なモデル同士を同期させることはできません。
    • 例1. Statementが未設定なGSNモデルのGoalは、SysMLモデルの要求に同期構成ありのモデル変換をすることはできません。

    • 例2. SysMLモデルの要求に対してプロパティビューから同期対象を設定する場合、Statementが未設定なGSNモデルのGoalを選択することはできません。

  • モデル要素が削除された場合、同期設定は解除されます。
    • 同期しているモデルは削除されません。