プロジェクト内の図やモデルを変換できます。例えば、UMLクラス図をER図に変換したり、その逆やフローチャートからUMLモデルへの変換などが可能です。


クラス図をER図に変換する

  1. 構造ツリー上でクラス図のポップアップメニューから[ER図に変換する]を選択します
  2. 変換により、同名のモデルができる場合の対処方法を選択します。
    同名モデルをマージするか、異なる名前で生成するか選択するダイアログ
  3. 変換後のクラスが構造ツリーのERモデル配下に表示され、ER図が開きます。

変換前

変換前のクラス図サンプル

変換後

変換後のER図サンプル


関連の変換ルール

クラス間の関連は、下記のように変換されます。

コンポジション

コンポジションは、常に依存型リレーションシップに変換されます。



identifyingステレオタイプをもつ関連

identifyingステレオタイプ、one-to-manyの多重度をもつ関連は、依存型リレーションシップに変換されます。

クラスをERエンティティに変換

Non-identifyingステレオタイプをもつ関連

Non-identifyingステレオタイプ、one-to-many多重度をもつ関連は、非依存型リレーションシップに変換されます。



データタイプ変換表

属性は、下記のようにERエンティティのデータタイプに変換されます

変換前 (UML) 変換後 (ERD)
boolean, bool, System.Boolean BIT
long long, char, unsigned long long, wchar, octet, sequence, wstring, object, signed char, unsigned char, wchar_t CHAR
byte, int, long, short, sbyte, uint, ulong, ushort, unsigned short, short int, signed short int, unsigned short int, signed int, unsigned int, unsigned long, long int, signed long int, unsigned long int, System.Byte INT
java.sql.Date, java.util.Date, System.DateTime DATE
double, long double, System.Double DOUBLE PRECISION
float FLOAT
decimal, System.Decimal DECIMAL
string, System.String, java.lang.String VERCHAR




ER図をクラス図に変換する

  1. 構造ツリー上でER図のポップアップメニューから[クラス図に変換]を選択します
  2. 変換により、同名のモデルができる場合の対処方法を選択します。(マージ OR 両方のこす)
  3. 物理名と論理名のどちらをベースに変換するか選択します。

関連の変換ルール

ERエンティティの属性が持つデータタイプは、下記のように変換されます。下記表にないデータタイプは、全てStringに変換されます。

ERデータタイプ 変換モデル
INT int
BIT boolean
NUMERIC int
CHAR char or String
(長さ精度を持たない場合や、長さ精度が1の場合は、charに変換されます)
DOUBLE_PRECISION double
FLOAT float



UMLモデルを変換する

UMLモデルは、ER図やDFD、マインドマップの下記モデルに変換することができます。

変換前 変換後
クラス、インタフェース ERエンティティ
アクター ERエンティティ、外部エンティティ
ユースケース プロセス
構造ツリーに表示されるモデル マインドマップのトピック


UMLモデルをERモデルに変換する

プロジェクト内のクラス図やクラスを、ERモデルに一括変換します。

  1. メインメニューから[ツール] – [ER図] - [UMLモデルからERモデルに変換]を選択します
  2. 変換対象のUMLモデルをツリーから選択して[作成]ボタンを押します
    Convert Class to ERD
  3. オプション
    [オプション]ボタンを押すと、変換により同名のモデルができた場合の対処方法を選択できます。


UMLモデルをDFDモデルに変換する

  1. 構造ツリー上でモデルのポップアップメニューから[xxxに変換]を選択します。
  2. モデルの変換ダイアログが開きます。内容を確認して[了解]ボタンを押します。
  3. 構造ツリー上に変換後のモデル作成されます。


TIPS: DFD図にドラッグして変換!
構造ツリーから、DFD上にモデルをドラッグするだけでも変換できます。



ERモデルをDFDモデルに変換する

ERモデルは、データフロー図の下記モデルに変換することができます。

変換前 変換後
ERエンティティ クラス、データストア


ERモデルをUMLモデルに変換する

  1. メインメニュー[ツール] – [ER図] - [ERモデルからUMLモデルに変換]をクリックします。
  2. 変換対象のERモデルと、変換モデルの出力先を指定します。

オプション
[オプション]ボタンを押すと、変換に関する詳細を設定できます。



ERモデルをDFDモデルに変換する

  1. 構造ツリー上でERモデルのポップアップメニューから[xxxに変換]を選択します。
  2. 変換ダイアログが開くので、ハイパーリンクを設定するなど指定します。
  3. 論理名と物理名、どちらをベースに変換するかを指定します。


TIPS: DFD図にドラッグして変換!
構造ツリーから、DFD上にモデルをドラッグするだけでも変換できます。



DFDモデルを変換する

DFDモデルは、下記モデルに変換することができます。

変換前 変換後
外部エンティティ アクター
プロセス ユースケース


DFDモデルをUMLモデルに変換する

  1. 構造ツリーで、UMLモデルに変換したいDFDモデルのポップアップメニューから[xxxに変換]をクリックします
  2. 変換ダイアログが表示されるので、詳細を設定します

TIPS: UML図にドラッグして変換!
構造ツリーから、DFDのモデルをUML図上にドラッグするだけで変換できます。



DFDモデルをERモデルに変換する

  1. 構造ツリー上でDFDモデルのポップアップメニューから[xxxに変換]を選択します。
    変換ダイアログが開くので、ハイパーリンクを設定するなど指定します。
  2. 論理名と物理名、どちらをベースに変換するかを指定します。


TIPS: ER図にドラッグして変換!
構造ツリーから、ER図上にモデルをドラッグするだけでも変換できます。



マインドマップを他のモデルに変換する

マインドマップのトピックを、UMLモデル(クラス、ユースケース、その他)やER図、DFD、フローチャートのモデルに変換できます。
構造ツリーから変換対象図にトピックをドラッグ&ドロップして変換します。

  1. 構造ツリーから、他の図上にトピックをドラッグします。
  2. 変換ダイアログが開きます。変換したいモデルを選択して[OK]を押します。

TIPS: 顧客の要望ヒアリングをマインドマップで!
顧客の要望をマインドマップで記述して、ユースケース図に変換してみよう!
Convert



変換対象モデル

変更可能なモデル (先頭がデフォルトです)
クラス図 クラス、インタフェース、パッケージ、サブシステム、インスタンス仕様、ノート
ユースケース図 ユースケース、アクター、パッケージ、サブシステム、ノート
ステートマシン図 状態、ノート
アクティビティ図 アクション、ノート
シーケンス図 ライフライン、ノート
コミュニケーション図 ライフライン、ノート
コンポーネント図 コンポーネント、分類子、成果物、ノート
配置図 ノード、コンポーネント、インスタンス仕様、ノート
合成構造図 構造化クラス、クラス、インタフェース、ノート
フローチャート フロー要素、ノート
データフロー図 プロセス、データストア、外部エンティティ、アンカー、ノート
ER図 ERエンティティ、ノート
要求図 要求、テストケース、ノート
マインドマップ トピック