プロジェクト内の図やモデルを変換できます。例えば、UMLクラス図をER図に変換したり、その逆やフローチャートからUMLモデルへの変換などが可能です。
クラス図をER図に変換する
- 構造ツリー上でクラス図のポップアップメニューから[ER図に変換する]を選択します
- 変換により、同名のモデルができる場合の対処方法を選択します。
- 変換後のクラスが構造ツリーのERモデル配下に表示され、ER図が開きます。
変換前

変換後

関連の変換ルール
クラス間の関連は、下記のように変換されます。
コンポジション
コンポジションは、常に依存型リレーションシップに変換されます。

identifyingステレオタイプをもつ関連
identifyingステレオタイプ、one-to-manyの多重度をもつ関連は、依存型リレーションシップに変換されます。

Non-identifyingステレオタイプをもつ関連
Non-identifyingステレオタイプ、one-to-many多重度をもつ関連は、非依存型リレーションシップに変換されます。

データタイプ変換表
属性は、下記のようにERエンティティのデータタイプに変換されます
| 変換前 (UML) | 変換後 (ERD) |
| boolean, bool, System.Boolean | BIT |
| long long, char, unsigned long long, wchar, octet, sequence, wstring, object, signed char, unsigned char, wchar_t | CHAR |
| byte, int, long, short, sbyte, uint, ulong, ushort, unsigned short, short int, signed short int, unsigned short int, signed int, unsigned int, unsigned long, long int, signed long int, unsigned long int, System.Byte | INT |
| java.sql.Date, java.util.Date, System.DateTime | DATE |
| double, long double, System.Double | DOUBLE PRECISION |
| float | FLOAT |
| decimal, System.Decimal | DECIMAL |
| string, System.String, java.lang.String | VERCHAR |
ER図をクラス図に変換する
- 構造ツリー上でER図のポップアップメニューから[クラス図に変換]を選択します
- 変換により、同名のモデルができる場合の対処方法を選択します。(マージ OR 両方のこす)
- 物理名と論理名のどちらをベースに変換するか選択します。
関連の変換ルール
ERエンティティの属性が持つデータタイプは、下記のように変換されます。下記表にないデータタイプは、全てStringに変換されます。
| ERデータタイプ | 変換モデル |
| INT | int |
| BIT | boolean |
| NUMERIC | int |
| CHAR | char or String (長さ精度を持たない場合や、長さ精度が1の場合は、charに変換されます) |
| DOUBLE_PRECISION | double |
| FLOAT | float |
UMLモデルを変換する
UMLモデルは、ER図やDFD、マインドマップの下記モデルに変換することができます。
| 変換前 | 変換後 |
| クラス、インタフェース | ERエンティティ |
| アクター | ERエンティティ、外部エンティティ |
| ユースケース | プロセス |
| 構造ツリーに表示されるモデル | マインドマップのトピック |
UMLモデルをERモデルに変換する
プロジェクト内のクラス図やクラスを、ERモデルに一括変換します。
- メインメニューから[ツール] – [ER図] - [UMLモデルからERモデルに変換]を選択します
- 変換対象のUMLモデルをツリーから選択して[作成]ボタンを押します
オプション
[オプション]ボタンを押すと、変換により同名のモデルができた場合の対処方法を選択できます。

UMLモデルをDFDモデルに変換する
- 構造ツリー上でモデルのポップアップメニューから[xxxに変換]を選択します。
- モデルの変換ダイアログが開きます。内容を確認して[了解]ボタンを押します。
- 構造ツリー上に変換後のモデル作成されます。
TIPS: DFD図にドラッグして変換!
構造ツリーから、DFD上にモデルをドラッグするだけでも変換できます。

ERモデルをDFDモデルに変換する
ERモデルは、データフロー図の下記モデルに変換することができます。
| 変換前 | 変換後 |
| ERエンティティ | クラス、データストア |
ERモデルをUMLモデルに変換する
- メインメニュー[ツール] – [ER図] - [ERモデルからUMLモデルに変換]をクリックします。
- 変換対象のERモデルと、変換モデルの出力先を指定します。
オプション
[オプション]ボタンを押すと、変換に関する詳細を設定できます。
ERモデルをDFDモデルに変換する
- 構造ツリー上でERモデルのポップアップメニューから[xxxに変換]を選択します。
- 変換ダイアログが開くので、ハイパーリンクを設定するなど指定します。
- 論理名と物理名、どちらをベースに変換するかを指定します。
TIPS: DFD図にドラッグして変換!
構造ツリーから、DFD上にモデルをドラッグするだけでも変換できます。

DFDモデルを変換する
DFDモデルは、下記モデルに変換することができます。
| 変換前 | 変換後 |
| 外部エンティティ | アクター |
| プロセス | ユースケース |
DFDモデルをUMLモデルに変換する
- 構造ツリーで、UMLモデルに変換したいDFDモデルのポップアップメニューから[xxxに変換]をクリックします
- 変換ダイアログが表示されるので、詳細を設定します
TIPS: UML図にドラッグして変換!
構造ツリーから、DFDのモデルをUML図上にドラッグするだけで変換できます。
DFDモデルをERモデルに変換する
- 構造ツリー上でDFDモデルのポップアップメニューから[xxxに変換]を選択します。
変換ダイアログが開くので、ハイパーリンクを設定するなど指定します。
- 論理名と物理名、どちらをベースに変換するかを指定します。
TIPS: ER図にドラッグして変換!
構造ツリーから、ER図上にモデルをドラッグするだけでも変換できます。

マインドマップを他のモデルに変換する
マインドマップのトピックを、UMLモデル(クラス、ユースケース、その他)やER図、DFD、フローチャートのモデルに変換できます。
構造ツリーから変換対象図にトピックをドラッグ&ドロップして変換します。
- 構造ツリーから、他の図上にトピックをドラッグします。
- 変換ダイアログが開きます。変換したいモデルを選択して[OK]を押します。
変換対象モデル
| 図 | 変更可能なモデル (先頭がデフォルトです) |
| クラス図 | クラス、インタフェース、パッケージ、サブシステム、インスタンス仕様、ノート |
| ユースケース図 | ユースケース、アクター、パッケージ、サブシステム、ノート |
| ステートマシン図 | 状態、ノート |
| アクティビティ図 | アクション、ノート |
| シーケンス図 | ライフライン、ノート |
| コミュニケーション図 | ライフライン、ノート |
| コンポーネント図 | コンポーネント、分類子、成果物、ノート |
| 配置図 | ノード、コンポーネント、インスタンス仕様、ノート |
| 合成構造図 | 構造化クラス、クラス、インタフェース、ノート |
| フローチャート | フロー要素、ノート |
| データフロー図 | プロセス、データストア、外部エンティティ、アンカー、ノート |
| ER図 | ERエンティティ、ノート |
| 要求図 | 要求、テストケース、ノート |
| マインドマップ | トピック |
