1つのユースケースに対して、1つのユースケース記述を作成します。
ユースケース記述のテンプレートを利用することで、顧客ごとにテンプレートを変更したり、項目を追加したりできます。
ユースケース記述を作成する
ユースケース記述を開く方法は2通りあります。
- 図上でユースケースのポップアップメニューから[ユースケース記述を開く]をクリックします。
- 構造ツリーでユースケースのポップアップメニューから[ユースケース記述を開く]をクリックします。
3つのテンプレート
astah*では三種類のデフォルトテンプレートを用意しています。
- デフォルト形式
- アリスター・コーバーンの完全形式
- RUP形式
1. デフォルト形式
項目 | 概要 | 編集 |
ユースケース名 | ユースケース名を表示 | 自動表示 |
概要 | 概要を入力 | 可 |
アクター | 関連するアクターや拡張ユースケースを表示 | 自動表示 |
事前条件 | 事前条件を入力 | 可 |
事後条件 | 事後条件を入力 | 可 |
基本系列 | 基本系列を入力 | 可 |
代替系列 | 代替系列を入力 | 可 |
例外系列 | 例外系列を入力 | 可 |
サブユースケース | 包含するユースケースを表示 | 自動表示 |
備考 | 備考を入力 | 可 |
2. アリスター・コーバーンの完全形式
3. RUP形式
書式を切り替える
- [ツール] - [テンプレートの設定] - [ユースケース記述]を選択します
- テンプレートを選択して[適用]ボタンを押します。
テンプレートを作成する
- [ツール] - [テンプレートの設定] - [ユースケース記述]を選択します
- ユースケース記述テンプレート設定ダイアログで、[新規作成]ボタンを押します
- [テンプレート名]に新しいテンプレートの名前を入力して、元とするテンプレートを選択後、[了解]ボタンを押します
編集項目
キー | ユースケース記述の一意なキー。半角英数字のみ使用可 |
表示名 | ユースケース記述の項目の表示名。空白は付加 |
種類 | なし - 自由なフォーマットで編集可 |
高さの初期値 | 表示時の行の高さ(単位はピクセル)。内容によって高さは変化する。 |
説明 | ユースケース記述の項目の説明。編集画面にツールチップとして表示される。 |
プロパティファイル
ユースケース記述のテンプレートファイルは、”UCDescriptionProp.properties”というファイル名で「ユーザーホーム/.astah/professional(uml)」ディレクトリに保存されます。
ユースケース記述テンプレートは、プロジェクトファイルには含まれません。
テンプレートを共有する
チーム内でユースケース記述の項目を揃えたい場合は、プロパティファイルをインポート、エクスポートすることでテンプレートを共有できます。
- インポート: [インポート]ボタンを押して、取り込みたいテンプレートファイル(拡張子.properties)を選択します。
- エクスポート: [エクスポート]ボタンを押して、テンプレートファイル名を入力して保存します。このファイルをチーム内で共有してください。