astah* 7.2 リリースノート




リリース日:2017年9月27日
モデルバージョン:37
同梱Java Version:1.8.0_144 (Oracle)

フォント設定が
図要素ごとに可能に
プロジェクトファイルの
自動保存機能を追加
モデルの取得、編集を
スクリプトで
図要素単位でフォントの種類、スタイル、サイズを設定することが可能になりました 保存​​タイミングを気に​せずモデリング​することやデータ喪失リスクの​​軽減​​にお役立て下さい astah* APIを使用してモデルにアクセス可能となるスクリプトエディタを搭載しました
「図要素をまとめて移動」
がすべての図に対応
ステレオタイプの
表示切替えが容易に
プラグインを
もっと活用しよう
複数の図要素の移動に便利な「図要素をまとめて移動」が、全図で使用可能になりました プロジェクトや図ごとに、クラスやパッケージのステレオタイプの表示切替えが可能になりました プラグインの利用ならびに開発に関する情報を参照しやすくなりました

改善項目

全体

  • 図要素単位でフォントを設定できるようになりました。
    ツールバーの[フォントの設定]ボタン、またはメインメニューの[編集] - [フォントの設定]から設定できます。
    フォント変更
  • 「図要素をまとめて移動」を、マインドマップを除く全ての図で利用できるようになりました。
    図要素移動時のガイドラインの線色や太さも改善。これまでより更に使いやすくなりました。
  • ファイルの自動保存機能を追加しました。
    1. [ツール] - [システムプロパティ] - [ファイル]で、保存までの操作回数(初回とそれ以降)を設定します
      ファイル自動保存
    2. ツールバー上の保存アイコンを[プロジェクトを自動保存]に切り替えることで、自動保存機能が有効になります
      ファイル自動保存
  • スクリプト言語でastah*モデルを操作できるスクリプトエディタを搭載しました。
    モデルの編集は勿論、条件を指定して特定のモデル情報を抽出するなど、標準機能にない操作もスクリプトエディタからなら簡単に実行できます。 すぐに使えるスクリプトのサンプル集もご活用ください。
    1. [ツール] - [スクリプトエディタ]を選択して、エディタを開きます
      スクリプトエディタ
    2. エディタ上部にスクリプトを書いて実行します
      スクリプトエディタ
  • [ツール] - [Java] - [Javaソースコードの読み込み]で、全角英数字を含むソースをインポートできるようになりました
  • 図のエディタ及びマップ上のスクロールやズーム時の描画性能を向上しました。
  • プロパティビューにスクロールバーを追加、操作ボタンをアイコンに変更して、使いやすくしました。 プロパティビュー
  • astah*起動時に例外が発生した場合に開くダイアログの文言を改善しました。
  • コンテキストメニューの文字列を改善しました。
  • [ヘルプ] - [ソフトウェアの更新確認]から最新バージョンを確認する手順を減らしました。
  • ライセンス管理画面の文言を改善、ライセンスの価格情報や購入への動線を改善しました。
  • ハイパーリンク追加/編集のショートカットキー (Windows: Control+K, Mac: Command+K)を追加しました。
    これに伴い、下記のショートカットキーが変更になりました。
    • ERのプライマリキー追加: Ctrl/Command+Shift+K
    • マインドマップのトピック開閉 (Macのみ): Command+J

クラス図

  • 図のプロパティビュー[初期表示設定]タブから、ステレオタイプの表示/非表示を切り替えられるようになりました。
    チェックボックスでON/OFFを切り替えて、[全図要素に反映]ボタンを押します。
    ステレオタイプ表示
    また、[ツール] - [システムプロパティ] - [表示/非表示の初期設定1]からもデフォルト設定が可能です。
    ステレオタイプ表示のデフォルト設定

要求図

  • 要求にステレオタイプを追加できるようになりました。要求のポップアップメニュー、または、プロパティビューの[ステレオタイプ]タブから追加できます。

Linux

  • Linux上でも、astah*のお知らせや有益な情報をお伝えする「astah*スタート画面」を表示できるようになりました。 スタート画面


不具合修正

全体

[6011]
図中に作成した「テキスト」を作成後、テキストが表示されず例外が発生することがある。
[6476]
Mac版で、外部ディスプレイ接続/切断時に、フリーズすることがある。
[6510]
[ツール]-[Java]-[スケルトンコードの作成]メニューで、[使用依存]として出力されるべき関連が、[実現]として出力される。
[6748]
Mac OS Sierra環境で、図が過度にスクロールされる。
[6749]
[ヘルプ] - [バージョン情報]で開く画面上のライセンス情報が不正である。
[6758]
ハイパーリンクにファイルを追加時、ファイル名にpath=やcomment=と入力すると、String Index Out Of Bounds Exceptionが発生する。
[6776]
色設定画面で[HSV]ラベルが重複して表示される。
[6789]
[ツール] - [システムプロパティ] - [表示/非表示の初期設定2]に不適切な文字列が存在する。
[6821]
図を画像に出力時、ハイパーリンクアイコンとミニアイコンをもつ図要素が存在する場合、ミニアイコンが見切れることがある。
[6826]
Mac版で、外部ディスプレイ接続/切断時に、図の描画の質が落ちたり、一部が欠けることがある。
[6861]
ノードカウントライセンスを使用時、ボリュームシリアル番号を取得できずにアクティベーションに失敗することがある。
[6864]
図上のツールパレットで、テキストが表示されないものがある。
(例:英語で起動時、使用依存、実現などのテキストがアイコン横に表示されない)
[6896]
ファイルチューザを表示する操作(ファイルを開く、保存など)の実行時に、Javaがクラッシュする。
[6909]
入場点や退場点など、図要素の枠線上に追加する図要素を移動時に、枠線から離れることがある。
(例: 状態上の入場点を移動すると、入場点が、状態から離れる)
[6967]
プロパティビューの高さを変更するとベースタブに移動する場合がある。
[7006]
モデル補正で被制約要素と関連付かない制約が削除されない。

クラス図

[6870]
関連クラスの関連端が関連クラスの場合、モデルの複製で例外が発生する。

アクティビティ図

[6785]
パーティションの幅を変更すると、図要素の位置が相対的にずれる。
[6817]
パーティションの追加、削除、リサイズ時に、フリーハンドで追加した図要素の位置が変更されない。

ステートマシン図

[6908]
入場点、退場点の移動時にそのラベルの位置が更新されないことがある。

ER図

[6740]
[ツール] - [ER図] - [まとめてドメインの追加]ダイアログにおいて、定型句のラベルが不正である。
[6790]
プロパティビュー[キー]タブから、非依存型リレーションシップの子キーを変更後も、図に反映されない。
[6869]
[ツール] - [ER図] - [エンティティ定義書のエクスポート]から開く、[新しいテンプレート]ボタンを押した際に開くダイアログの表示位置とサイズが不適切である。
[6936]
ERエンティティに属性を追加時、そのERエンティティが持つ子のエンティティ属性に設定されていたユーザ定義タグ付き値がリセットされる。
[7003]
ER属性のプロパティビュー[ベースタブ]において定型句のチェックを外すした時、不要な要素が残る。

マインドマップ

[6771]
バージョン7.0以前のastah*でカスタマイズしたテンプレートを使用して作成したマインドマップを、他アプリに貼り付けできない。
[6773]
[ツール] - [マインドマップ] - [PowerPoint作成]メニューで開くダイアログ上に誤植がある。
[6848]
既存のプロジェクトファイルを開く際に、マインドマップを正しく読み込めない場合がある。

API

[6721]
実行場所によっては、astah* APIサンプルプログラムを実行できない。
[6858]
astah* APIから、図要素のアイコンを[拡張アイコン表記]に変更できない。
[6866]
APIサンプルプログラム「csvexporter」のコンパイル時、注意が表示される。

高解像度ディスプレイ

[6398]
高解像度ディスプレイ上で、[ツール]-[Java]-[Javaソースコードの読み込み]で表示されるダイアログ上のツリーアイコンや三角マークのサイズが小さい。
[6867]
高解像度ディスプレイ上で、[ファイル]-[プロジェクトの簡易比較]で開くダイアログ上の右上のボタンサイズが小さい。
[6953]
高解像度環境でastah*を起動時、初回のみastah*のウィンドウサイズが小さい。

Linux

[6079]
UbuntuでUnityランチャーのastah アイコンが鮮明に表示されない。