プロセスやシステム、業務フローなどを、素早く簡単にそして綺麗に描画できます。
フローチャートに使いたいアイコンは、ご自身で自由に追加することができます。

フローチャートのサンプル


作成する

フローチャートを作成する方法は2通りあります。

  • [図]-[フローチャート]から[新規作成]、テンプレートファイルがある場合は[テンプレートから作成]を選択します
  • 構造ツリーで、ポップアップメニューから作成します

テンプレートを作成する

既存のフローチャートを再利用したい場合は、フローチャートをテンプレート化すると便利です。

  1. テンプレート化したいフローチャートを構造ツリーで選択して[テンプレートを作成する]を選択します
    テンプレートフローチャート
  2. 保存先を指定すると、選択したフローチャートのみを含む.astaファイルとして保存されます。チーム内で共通のテンプレートを用いてフローを作成する時などにご活用ください。
  3. 保存したテンプレートは、[図]-[フローチャート]-[テンプレートから作成]から読み込めます。

フローチャートのツールパレット


フローチャートのツールバー

ボタン 名称と内容
遷移遷移遷移遷移 遷移
オブジェクトを結んで処理の流れを表します。線のタイプは、実線、破線、線路があり、矢印の有無などもドロップダウンから指定できます。
スイムレーン レーン(縦)
部門を表す枠を縦方向に作成します。会社や部門、チーム名など、処理を行う部門を表現します。
スイムレーン レーン(横)
部門を表す枠を横方向に作成します。利用用途は、上と同じです。
開始ノード 開始
フローの開始位置を表します。
FinalState 終了
フローの終了を表します。
FinalState フロー終了ノード
フロー終了ノードを表します。
ボタン 名称と内容
Merge 条件分岐
YES、NOなどの条件分岐を表します。
forkRotatedFork 分岐
条件分岐を表すもう一つのアイコンです。上との違いは、受け入れられるのは、単数の流れのみであることです。
JoinRotatedJoin 合流
流れの合流を表します。複数の処理を受けて、1つの処理に遷移します。
independentBar 同期バーの作成モード
通常、分岐と合流(総称:同期バー)は、レーンの内側にしか作成できませんが、このモードをONにしてから分岐・合流バーを作成すると、レーン上やレーンの外側にも配置することができます。
共通ツールボタン参照

レーン

レーンを作成する

ツールパレットから[レーン]を選択して図上をクリックします。



スイムレーンを入れ子にすることで、会社、役職などの階層構造も表現できます。




遷移

遷移を作成する

ツールパレットの[遷移]を選択して、始点となる処理と終点となる処理を順番にクリックします。



遷移を編集する



フロー要素

フロー記号パレット

ダイアグラムエディタ左側のアイコンメニューをフロー記号パレットと呼びます。
デフォルトで[基本要素][産能式]の2つのテンプレートが表示されています。
これらを変更、非表示にすることはできません。


フロー記号パレットの位置

TIPS: フロー記号パレットの位置を動かす
システムプロパティの[フローチャート]から、フロー記号パレットの位置や幅などを自由に変更できます。
System Properties for Flowchart

処理(フロー要素)を作成する

  1. フロー記号パレットから、フロー要素を選択します
  2. フローチャート上の任意の場所をクリックすると描画されます

TIPS: 図上のダブルクリックで処理を作成

図上をダブルクリックするだけでも、[処理]アイコンを作成できます。



アイコンを変更する

描画したアイコンを切り替えることができます。

  1. 図上でアイコンのポップアップメニューから[アイコンの設定]を選択します
  2. アイコン一覧が表示されるので、変更したいアイコンを選択します。

フロー要素からユースケースを作成する

作成した処理アイコンからユースケースを作成できます。

  1. アイコンのポップアップメニューから[ユースケースを作成する]を選択します
  2. [UMLモデル変換]ダイアログが開くので、必要なオプションにチェックを入れて[了解]ボタンをクリックすします
  3. ユースケースが生成されて、構造ツリー上に表示されます


フロー記号パレット

お気に入りのアイコンでフロー記号パレットを作ることができます。

フロー記号パレット
  1. メインメニューから[ツール]-[テンプレートの設定]-[フロー記号]を選択します
  2. テンプレートの設定ダイアログが開くので[追加]を押します
  3. テンプレートのプロパティファイルの保存場所を聞かれるので指定します。
  4. 新しいテンプレートが表示されるので、選択して[編集]ボタンを押します。
  5. 右側の[追加]ボタンを押して、追加したいアイコンを選択、名前など入力してカスタマイズしてください。
    SVGやZIPのアップロード可!
    バージョン8.3より、SVG画像のアップロードが可能になりました。また、複数画像の一括登録や.zipでの読み込みもできるようになりました。
  6. 追加したテンプレートは、フローチャートに表示されます。

フロー記号をテンプレートに追加する

図上のアイコンを、フロー記号パレットに追加することができます。

  1. 図上で、フロー記号パレットに追加したいアイコンのポップアップメニューから[テンプレートへ追加]を選択します
  2. 追加対象のテンプレートを選択して[了解]ボタンを押します