IDEF1XとIEの記法でER図を作成できます。リソース・イベント・サマリのエンティティカテゴリや、階層的なドメイン、論理名・物理名、SQL出力にも対応。
データベースのインポートテーブル定義のインポートテーブル一覧のHTML出力などの無償プラグインもございます。図の編集中は、 関連する属性やリレーションシップがハイライトされるので、エンティティや属性の参照関係を視覚的に素早く.把握できます。

ER図サンプル

ER図を作成する

  1. メインメニュー[図] - [ER図]をクリックします
    ER図の作成
  2. 構造ツリー上に、[ERモデル]パッケージ、ドメインとER図が追加されます。

論理名と物理名

モデル名の編集画面には、論理モデル物理モデルの2つの欄が表示されます。

ER図モデルの論理名と物理名
図上の表示名を切り替える方法は3つあります。
  1. ER図上のポップアップメニュー[図のモデルタイプ]から変更する
    ER図モデルタイプ
  2. 構造ツリー上のER図のポップアップメニュー[図のモデルタイプ]から変更する

  3. ER図のプロパティビューから変更する



IDEF1X/1Eの表記法

IDEF1XIE表記の切り替えは、下記のいずれかの方法で行います。

  1. 構造ツリー、または図上のポップアップメニューより[図の表記]から変更
  2. ER図のプロパティビューから変更

ER図のツールパレット


IDEF1X表記

IE表記

IDEF1X IE ボタンの名称と内容
エンティティ。Resourceエンティティ、Summaryエンティティ、Eventエンティティもドロップダウンから選択して作成できます。
依存型リレーションシップ
非依存型リレーションシップ
多対多型リレーションシップ
サブタイプ
その他は 共通のツールボタンをご確認ください。
選択状態の属性や、それに関係する属性とリレーションシップをハイライトする機能のON/OFFを切り替えます。


エンティティ

エンティティを作成する

図上のダブルクリックで、エンティティを作成できます。

ERエンティティ

主キー/属性を追加する

エンティティのポップアップメニューや、マウスオーバーで表示されるダイヤのアイコン(ドローサジェスト)をクリックして作成できます。
主キー,属性

また、テキストのコピー&ペーストで属性を追加することも可能です。


主キー,属性
TIPS: 主キー/属性の操作
1. 属性が選択状態の場合は、Enterキーで連続作成できます

2. 属性は、ドラッグで、他エンティティに移動できます

ER図で使えるショートカットキーご参照ください。


依存するエンティティを図に追加する

図上にあるエンティティと依存関係をもつエンティティが非表示の場合は、対象エンティティのポップアップメニューから依存するエンティティを図に追加を選択すると、追加されます。
エンティティを、構造ツリーから図上にドラッグして再利用する場合に便利です。

表示レベルを切り替える

エンティティの表示形態は、次の3つから選べます。
主キーと属性を両方表示、またはどちらかのみを表示する

切り替えは、エンティティのポップアップメニュー表示レベルか、図のポップアップメニューのエンティティの表示レベルから行います。
 エンティティの表示レベルを設定するメニュー

TIPS: 名前の折り返し
バージョン8.5より、表示が[エンティティのみ]の場合のみ、文字の折り返しが可能になりました




さらに細かい表示設定

エンティティのさらに細かい表示設定は、エンティティのポップアップメニューから実行できます。



TIPS: エンティティ一覧をHTML出力する
ERエンティティHTML出力プラグインを使うことで、ERエンティティ情報の一覧をHTMLに出力できます




ドメイン

ドメインを作成する

ドメインを一つずつ追加する場合は、構造ツリーで、ドメインのポップアップメニューからドメインの追加を選択します。
ドメインの追加

複数のドメインをまとめて追加する場合

構造ツリーで、ドメインのポップアップメニューからまとめてドメインの追加を選択するか、メインメニューから[ツール] - [ER図] - [まとめてドメインの追加]を選択します。

ドメインをまとめて追加する

ドメイン追加ダイアログが開くので、ドメインの詳細を指定して追加します。



ドメインをエンティティに追加する

構造ツリーから、ドメインを図上のエンティティにドラッグ&ドロップすることで、ドメインをエンティティに追加することができます。

また、[図要素へジャンプ]を押すとドメインが追加されたエンティティに移動することが可能です。




Ver10.0 (2024年10月30日リリース) 追加機能

ドメイン名を変更する

構造ツリーで、ドメインのポップアップメニューから名前の変更を選択して変更します。ERモデルの変更も可能です。

ドメイン名の変更


リレーションシップ

リレーションシップを作成する

依存型、非依存型、多対多型リレーションシップの作成、編集方法は同様です。
ツールパレットから、作成したいリレーションシップのアイコンを選択して、繋げたいエンティティを順にクリックするか、ドローサジェストを使って作成します。

IDEF1X IE 内容
relationidentify relationidentify ie 依存型リレーションシップ
relationnonidentify relationnonidentify ie 非依存型リレーションシップ
relationmany relationmanyie 多対多型リレーションシップ

  1. エンティティをマウスオーバーして、作成したいリレーションシップのアイコンをクリックします
  2. 繋げたいエンティティを選択します
  3. リレーションシップができました。リレーションシップのタイプによって、外部キーが作成されます

カーディナリティ

依存型リレーションシップのポップアップメニューから[カーディナリティ]を選択し、[0または1以上]、[1以上]、[0または1]、[定数]のいずれかを選択します。
リレーションシッププロパティの[ベース]タブからも追加できます。


SQL出力




SQLエクスポートの流れ

作成したERエンティティからSQL(SQL-92準拠)を出力します。

  1. メインメニューから[ツール] - [ER図] - [SQLエクスポート]を選択します
  2. [SQLエクスポート]ダイアログが開きます。生成対象のエンティティを選択して、出力先を指定します
      export sql_dialog
  3. [オプション]を選択すると、モデルタイプや、外部キーの出力などを指定できます。

エンティティの定義をコメントとして出力する
SQLエクスポートのオプション設定画面で、エンティティの定義をコメントとして出力することができます。

ERデータ型を設定する

  1. メインメニューから[ツール] - [ER図] - [ERデータ型の設定]を選択します
  2. [ERデータ型の設定]ダイアログが表示されます。右上の追加ボタンを押します
  3. 新しいダイアログが開きます。ここで、追加したいデータ型を指定します
テーブル属性のデフォルト型を設定しよう
テーブル属性のデフォルト型は、ERデータ型の設定ダイアログ右側の[デフォルトの型]にチェックを入れることで設定できます。

ER図の初期設定

システムプロパティで、ER図に対する下記内容の初期設定を行えます。

システムプロパティでER図の設定部分