Version 8.0 リリースノート


リリース日: 2022年12月1日
モデルバージョン: 9

アップデートしました!


モデルの比較とマージ

別ファイル内のモデルとの比較と、マージできるようになりました。
比較では、変更された図やモデルを確認でき、また、図内のどの要素が追加/削除/変更されたのか図上で直感的に差分を確認できます。
それにより安心してモデルの変更と統合を進めることができるようになりました。

[ファイル] - [他のプロジェクトと図を比較...] から比較、マージできます。

モデルの比較とマージ
UIの見た目を改善

UIの見た目を改善

ユーザインタフェースの見た目を変更し、ダークモードにも対応しました。好みの見やすい見た目を選択してご利用下さい。「表示」メニューの「ルック&フィールの変更」から変更可能です。またアイコンの一新も行いました。

Cameo Systems Modeler連携
(インポート/エクスポート対応)

Cameoとの連携に対応しました。astah* SysMLが持つ全図のモデルのインポートエクスポートに対応しています。
[ファイル]メニューの[インポート]ー[cameo SysMLプロジェクト]と、[ファイル]メニューの[エクスポート]ー[cameo SysMLプロジェクト]から利用できます。

Cameo Systems Modeler連携(インポート/エクスポート対応)
大きめの図の閲覧編集をスムーズに

大きめの図の閲覧編集をスムーズに

図の全体を表示するマップビューを図のエディタ上に重ねて表示するようにしました。大きな図を画面全体に表示している場合も見たい範囲の把握や変更が楽になりました。リサイズや折りたたみが可能で、表示位置をシステムプロパティで変更可能です。

スクリプトで
簡単にモデルにアクセス

スクリプトプラグインを同梱するようにしました。APIを使って手軽にモデルを参照、チェック、自動加工、変換など行うことができるようになりました。「ツール」メニューの「スクリプトエディタ...」から利用できます。利用方法やサンプルスクリプトは、こちらを参照ください。

スクリプトで簡単にモデルにアクセス
SysMLの仕様準拠性の向上

SysMLの仕様準拠性の向上

複数の対応・調整により、SysMLの仕様準拠性を高めています。XMI入出力やProfileに対応しました。また、SysMLのEnumerationやインスタンス仕様、リンクにも対応しました。
他、型をもつモデル要素のステレオタイプの扱いの改善なども行っています。

ノートの非表示対応

SysMLの図において、図上のノートを一括で非表示に切り替えられる機能を追加しました。
例えば、メモを一時的に非表示にしてモデルを認識しやすい状態にできます。
図のコンテキストメニューの[ノートの表示]から切り替えられます。

ノートの非表示対応
ステレオタイプのアイコン対応

ステレオタイプのアイコン対応

ステレオタイプを設定したアイコン画像で表示できるようになりました。
拡張アイコンを活用することで、モデル要素を視覚的に分かりやすく表現でき、モデルの共有や理解を助けます。

関係線のジャンプ表示対応

通常線および直角線について、線が交差する箇所でジャンプするような表示をすることが可能になりました。線が交差してもつながる先が認識しやすくなるとともに、図要素の配置に要するコストも軽減されます。
ジャンプ表示は、システムプロパティの[Basic]-[ダイアグラムエディタ]でON/OFFできます。

関係線のジャンプ表示対応
図要素間への挿入作成

図要素間への挿入作成

アクティビティ図において、線で繋がった図要素間に、図要素を追加挿入できるようにしました。これにより編集の効率がさらに向上させています。

図要素をまとめて移動

ダイアグラムエディタで[図要素をまとめて移動]に対応しました。特にシーケンス図などで、図の途中に余白を挿入してメッセージを追加するような場合や、削除でできた余白を削除する場合などに劇的に編集がかなり楽になります。エディタのツールバーの右側のボタンから操作可能です。

図要素をまとめて移動
astahチーム開発

フローティングライセンス対応

ライセンスファイルの配布などが不要で、ライセンスの管理コストを下げるフローティングライセンスに新たに対応しました。チーム開発にぜひご活用ください。


機能追加と改善・不具合修正

SysML

改善

  • ファイルマージ機能に対応しました。
    メインメニューの[ファイル]-[プロジェクトの比較とマージ]から使用できます
  • 図・モデルの簡易比較機能に対応しました。
    メインメニューの[ファイル]-[プロジェクトの比較とマージ]から使用できます
  • Cameo Systems Modelerにインポートできるように図の情報のエクスポートに対応しました。
    メインメニューの[ファイル]-[エクスポート]-[Cameo SysML プロジェクト]から使用できます。
  • Cameo Systems Modelerのモデル中の図のモデルをインポートできるようになりました。
    メインメニューの[ファイル]-[インポート]-[Cameo SysML プロジェクト]から使用できます。
  • 関係線の交差点でのジャンプ表示に対応しました。
    システムプロパティの[Basic] - [ダイアグラムエディタ]の[先の交差点でジャンプする]で有効無効を設定可能です
  • ユーザインタフェースの見た目を変更し、ダークモードなど見た目を変更できるように対応しました。
    [表示]-[ルック&フィールの変更]から変更可能です
  • スクリプトプラグインを同梱するようにしました。
    [ツール]メニューの[スクリプトエディタ...]から利用できます
  • 図のコンテキストメニューからノートの表示/非表示が切り替えられるようになりました
  • 図の全体を表示するマップビューを図のエディタ上に重ねて表示するようにしました。
    リサイズや折りたたみが可能で、表示位置はシステムプロパティで変更可能です
  • ステレオタイプにアイコンを設定して表示できるようにしました
  • ダイアグラムエディタで[図要素をまとめて移動]に対応しました。特にシーケンス図などで、図の途中に余白を挿入削除するのに便利です。エディタのツールバーの右側のボタンから操作可能です。
  • エディタのタブ切り替えをショートカットキー(Ctrl+TAB, Ctrl+Shift+TAB, Ctrl+PageUp, Ctrl+PageDown)で行えるようにしました
  • アプリ全体のアイコンを一新しました
  • マニュアルをWeb上で参照できるようになりました。
    これに伴い、マニュアルの同梱を取り止めました
  • 今バージョンより拡張子が".axmz"に変更となりました
  • 要求をユースケースに変換をコンテキストメニューからユースケース図上へのDnDのみに限定しました
  • 構造ツリーのコンテキストメニューから要求をExcelからインポートできるようになりました
  • モデル数が多い場合に、システムプロパティのプロジェクトに反映を実行した場合の処理時間を短縮しました
  • 色設定ダイアログで透明度も指定できるようにしました
  • ツール本体とプラグインのローカルライセンスを個別に設定できるようにしました
  • [不正なモデルをチェック]の機能に、ショートカットキーを割り当てました
  • [不正なモデルをチェック]の機能において、マインドマップの不正モデル検出の制約ルールを追加しました
  • [不正なモデルをチェック]の機能において、進捗表示を改善しました
  • ノードカウントライセンスの対応を終了し、フローティングライセンスに対応しました
  • SysML::Librariesの名前空間をOMG仕様に揃えました
  • インポートおよびエクスポート機能のメニューをファイルメニューに移動・集約しました
  • 背景色のリセットをサポートしました
  • マップビューの背景色をダイアグラムエディタの背景色と同じにしました
  • 正規表現を用いた検索ができるようになりました
  • メインメニューの[ツール]に[曖昧化したプロジェクトファイル出力]を追加しました。これは不具合の報告時に利用できます。
  • コマンドラインからプロジェクト内の図表を画像出力できるようにしました
    astahsysml-command -image -f Sample.axmz -o <出力先フォルダ> などで出力できます
  • ユースケース図において、SysML仕様に合わせて、アクターは属性と操作の区画を表示しないようにしました
  • ブロック定義図でEnumerationに対応しました
  • ブロック定義図でインスタンス仕様とリンクに新たに対応しました
  • ブロック定義図において複数のブロックの図要素を選択して、ステレオタイプの個別表示非表示を切り替えられるようにしました
  • ブロック定義図のユニット、量種別を、SysML仕様に合わせて、インスタンス仕様のモデルと変更しました
  • ブロック数が多い図の編集時の性能を改善しました
  • ブロックのコンテキストメニューに[関係する要素を図に追加]を追加しました
  • 内部ブロック図でのパートプロパティ/参照プロパティ作成時にプロパティを追加ダイアログでの選択の仕方によってパートプロパティと参照プロパティの作り分けができるようになりました
  • 内部ブロック図の図要素のコンテキストメニューからポートの個別表示設定ができるようになりました
  • 要求テーブル作成時の要求テーブルの設定を省略しました
  • 要求テーブルのコンテキストメニューにハイパーリンクを追加しました
  • パラメトリック図のバインディングコネクタにSysML仕様に合わせて、デフォルトでステレオタイプ"equal"が設定されるようになりました
  • パラメトリック図のバインディングコネクタの制約、多重度、ロール名をデフォルトでは非表示にしました
  • パラメトリック図の制約パラメータのコンテキストメニューに非表示の関係を図に追加 を追加しました
  • シーケンス図に複合フラグメントを作成時、種類が選べるようになりました
  • シーケンス図の持続時間制約、時間制約、状態不変式のコンテキストメニューにハイパーリンクを追加しました
  • シーケンス図で、編集不可の型を持つライフラインへのメッセージで、操作を新規作成した場合のメッセージをわかりやすいものに改善しました
  • アクティビティ図でアクション作成時にフローをクリックすることでアクションを挿入できるようになりました。
  • アクティビティ図で制御フロー、オブジェクトフローを作り分けできるようになりました
  • アクティビティ図でデシジョンノード、マージノードを作り分けできるようになりました
  • アクティビティ図のパラメータノードをSysML仕様に合わえてアクティビティパラメータノードに改名しました
  • アクティビティ図でシグナル送信アクション、イベント受信アクション、時間イベント受理アクションに対応しました
  • アクティビティ図のステレオタイプを個別表示切り替えできるようにしました
  • アクティビティ図のパーティションのコンテキストメニューにステレオタイプの個別表示を追加しました
  • アクティビティ図のアクション、振る舞い呼び出しアクションのコンテキストメニューにピンの整列を追加しました
  • アクティビティ図の入力ピン、出力ピン、オブジェクトノード、アクティビティパラメータノード(パラメータノード)のコンテキストメニューに、制約の表示を追加しました
  • アクティビティ図の制御フロー、オブジェクトフローのコンテキストメニューに名前の設定、ステレオタイプの表示を追加しました
  • アクティビティ図のデシジョンノード、マージノードのコンテキストメニューにスタイルのコピー、スタイルの貼り付けを追加しました
  • アクティビティ図のフォークノード、ジョインノードに図上のコンテキストメニューを追加しました
  • アクティビティ図でオブジェクトノードの制約プロパティの編集に対応しました
  • ステートマシン図のサブマシン状態作成時に状態マシンを指定するようになりました
  • 同一ステートマシン図上に浅い履歴疑似状態と深い履歴疑似状態の両方を置けるようになりました
  • ステートマシン図の状態、サブマシン状態のコンテキストメニューに入退場点の整列を追加しました
  • ステートマシン図の浅い履歴疑似状態と深い履歴疑似状態のコンテキストメニューにスタイルのコピー、スタイルの貼り付けを追加しました
  • ステートマシン図のジャンクション疑似状態、選択疑似状態、フォーク疑似状態、ジョイン疑似状態にコンテキストメニューを追加しました
  • ステートマシン図のサブマシン状態については、必ず参照先のステートマシンが存在するように仕様を変更しました

変更・廃止

  • ユースケース記述 を廃止しました
  • Linuxを非対応としました
  • テンプレートからのプロジェクトの新規作成を廃止しました
  • テンプレートアクティビティ図 を廃止しました
  • 自動レイアウト を廃止しました
  • 拡張ビューの表示/非表示 をメニューから削除しました
  • メインメニューの[ツール]から[テンプレートの設定]を廃止しました
  • メインメニューの[ツール]から不正なモデルを補正 を廃止しました
  • メインメニューから プロジェクト設定 を廃止しました
  • メインメニューから astah* ウェブサイト以外のリンクを廃止しました
  • ブロック定義図、内部ブロック図、ユースケース図、アクティビティ図、シーケンス図、ステートマシン図から根拠と問題を廃止しました
  • 図上のコンテキストメニューからミニアイコンの追加、削除 を取り除きました。図上でミニアイコンを追加、削除したい図要素を選択し、メインメニューのミニアイコンボタンから追加、削除できます
  • 各図の図上のコンテキストメニューからスタイルのコピー、スタイルの貼り付け、図の更新を廃止しました
  • 図上の関連のコンテキストメニューから関連端の可視性の表示、文字色の設定を廃止しました
  • ブロック定義図から情報流依存を廃止しました
  • ブロック定義図の依存、割当依存、実現、使用依存のコンテキストメニューから文字色の設定を廃止しました
  • ブロック定義図の汎化のコンテキストメニューから名前の設定、文字色の設定を廃止しました。ツールバーから設定可能です。
  • 内部ブロック図のコネクタのコンテキストメニューから関連端の可視性の表示、文字色の設定を廃止しました
  • パラメトリック図の制約プロパティのコンテキストメニューからパラメータの追加、削除 を取り除きました。ツールバーから作成可能です。
  • パラメトリック図のバインディングコネクタのコンテキストメニューから文字色の設定 を廃止しました。ツールバーから設定可能です。
  • 要求テーブルの要求のコンテキストメニューからユースケースへ変換、モデルから削除、図要素へジャンプ、構造ツリー上のモデルへジャンプを廃止しました
  • 要求テーブルのコンテキストメニューから編集の取り消し、編集のやり直し、要求テーブルの設定、全選択、構造ツリー上のモデルへジャンプを廃止しました
  • 要求テーブル固有のショートカットキーを廃止しました
  • シーケンス図のライフラインのコンテキストメニューから構造ツリー上のモデルへジャンプを廃止しました
  • シーケンス図のメッセージのコンテキストメニューからメッセージの返り値の変数の表示、メッセージの返り値の表示、構造ツリー上のモデルへジャンプ を廃止しました
  • アクティビティ図の制御フロー、オブジェクトフローのコンテキストメニューから線種を廃止しました。コントロールフローとオブジェクトフローを作成しわける仕様に変更したためです。
  • アクティビティ図において、プロセスとコネクタを廃止しました
  • アクティビティ図の図上からフロー終了ノードでのステレオタイプの操作を廃止しました
  • アクティビティ図のパーティションのコンテキストメニューから構造ツリー上のモデルへジャンプ を廃止しました
  • アクティビティ図の入力ピン、出力ピン、オブジェクトノードのコンテキストメニューから、状態の設定、状態の削除、構造ツリー上のモデルへジャンプを廃止しました
  • ステートマシン図からサブマシン状態のスタブ状態を廃止しました

不具合

  • 制約パラメータが[図から削除]できてしまう
  • 同期のFoundメッセージのターゲット側が相互作用の利用だった場合にReplyメッセージを作成できてしまう

Mindmap

改善

  • マインドマップのトピック間リンクのコンテキストメニューに文字色の設定を追加しました

変更・廃止

  • マインドマップからRTFドキュメント作成 を廃止しました
  • マインドマップからPowerPoint作成 を廃止しました
  • マインドマップのフローティングトピックのコンテキストメニューからSysMLモデルに変換するを廃止しました